東拓工業、沖縄工場を移転増設
2025年1月9日
長瀬産業は7日、100%子会社の東拓工業が、沖縄県うるま市で操業しているパイプ製造の工場を同市内で移転し、生産能力を拡大させると発表した。
東拓工業は2012年に沖縄工場(沖縄県うるま市州崎7-20)を開設し、那覇空港の拡張工事や県内の多数の橋梁建設など、インフラ整備や公共事業向けに地中埋設電線保護管やPC橋梁用ケーブルダクトなどの製品を供給している。
今回の工場移転により、生産と在庫管理を同一工場内で統一し、製造から出荷までの一貫体制を整備する。生産能力は1.5倍以上に向上し、効率的かつ安定した供給が可能となる。また、新たに土木用排水パイプと半導体製造装置にも用いられる耐熱ダクトホースの製造を開始する。これまで沖縄県内を中心としていた需要に加え、県外への販売も強化する。
新工場では主力製品の地中埋設電線保護管やPC橋梁用ケーブルダクトに加え、新たに土木造成工事用の暗きょ排水管や半導体製造装置向けの耐熱ホースを生産する。特に耐熱ダクトホースは、半導体装置の熱排出やクリーンルーム環境での使用が想定され、最先端の設備を支える重要な製品として位置付けられている。
■ 新工場概要
移転予定地:沖縄県うるま市
移転後設備:土地5,200㎡、建物1,500㎡
着工予定:2025年2月
完成予定:2025年8月
稼働予定:2025年10月