岡本硝子、ガラス偏光子の生産能力倍増
2025年1月14日
岡本硝子は12月27日、薄膜事業所(千葉県柏市)に1ライン増設し、ガラス偏光子の生産能力を倍増させると発表した。
生成AIに欠かせない高性能のGPUを搭載したサーバーを大量に運用できるデータセンターの建設が世界中で加速しており、そこで使用する光アイソレータ用途の同社ガラス偏光子の受注は拡大している。
データセンターに設置されたサーバーや演算装置は、高速化と低電力消費化のために光ファイバーによって接続・連携されている。この光ケーブリングシステムにはレーザー光が使用されているが、レーザーダイオードが、レーザー光の戻り光により損傷することを防ぐため光アイソレータが用いられる。これにより、データセンターの建設等に伴う偏光子の需要は拡大すると判断し、ガラス偏光子の生産能力を倍増させる。
今回の投資では、これまでガラス事業所(千葉県柏市)の1ラインで行っていた生産を、薄膜事業所に新たに1ライン増設する。投資額は2025年度に1億円を予定しており、2026年1月から新ラインでの生産を開始する計画。
■ 設備投資概要
所在地:千葉県柏市高田1308(薄膜事業所)
投資額:1億円(2025年度)
事業内容:ガラス偏光子の製造
生産能力:倍増
生産開始予定:2026年1月