東亞合成、川崎工場の塩化ビニル樹脂製造設備停止
2025年1月16日
東亞合成は15日、2025年12月に塩化ビニル樹脂の受託製造を終了し、関連する生産設備等を停止すると発表した。
同社の塩化ビニル樹脂の製造販売事業は、1952年に塩化ビニルモノマーの量産設備を名古屋工場に建設し、半世紀以上にわたり展開。2011年には国内需要減少にともない、塩化ビニルの販売事業から撤退したが、川崎工場で受託製造を継続していた。
同社は、収益性の高い高機能製品の拡充に向けた研究開発と設備投資に注力し、ポートフォリオマネジメントの強化に取り組んでいる。今回の塩化ビニル樹脂の受託製造事業からの撤退はその一環であり、経営資源を最適化することで、新たな高機能製品の拡充に注力していく。
■ 設備停止概要
所在地:神奈川県川崎市川崎区浮島町7−4(川崎工場)
生産停止製品:塩化ビニル樹脂
生産停止設備:塩化ビニル樹脂製造設備等
生産停止予定:2025年12月