タムラ製作所、メキシコの第2工場稼働
2025年1月29日
タムラ製作所は22日、大型トランス・リアクタを生産するメキシコの連結子会社Tamura Power Technologies de Mexico SA. DEC. V.(以下:メキシコ工場)の第2工場を稼働させると発表した。
大型トランス・リアクタは、風力発電・太陽光発電設備のパワーコンディショナー、直流給電による送配電、PDU(電源分配ユニット)やUPS(無停電電源装置)などの電源システムに使用されている。北米では、生成AIの広がりなどからデータセンター関連需要が活況で、メキシコ工場の大型トランス・リアクタの受注は、データセンター内のPDUやUPS向けに大きく拡大している。
同社は、2023年にメキシコ工場で同製品の生産能力を増強したが、高い稼働率が継続していることから、近隣地に更に第2工場を準備し、今年2月から稼働を開始する予定。また、2027年度売上高目標を2023年度比2倍と予想していたが、2025年度中に前倒しでの達成を見込む。伸長する北米データセンター市場で、更なる成長を目指す。
■ 新工場概要
設備投資額:約100万USD
建屋レンタル費用:約50万USD/年
延べ床面積:約4000㎡
稼働開始予定:2025年2月