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エア・ウォーター、湘南工場の新研究棟が開所

2025年1月29日

エア・ウォーターは23日、グループ会社のエア・ウォーター・パフォーマンスケミカルが湘南工場(神奈川県平塚市)内に建設を進めていた半導体・電池・機能材料開発の中核拠点となる新研究棟「湘南イノベーションラボ」が完成し、開所したと発表した。

 同社グループは、AI向けを中心に中長期的に拡大が続くデジタル・半導体関連領域を今後のさらなる事業成長のドライバーと捉え、特に半導体・電池材料関連の新製品開発と新事業の創出に取り組んでいる。

 エア・ウォーター・パフォーマンスケミカルは2021年10月、前身であるエア・ウォーター電材開発事業部、半導体材料等の機能化学品を製造する川崎化成工業(株)・大東化学(株)を統合して発足、2023年4月には電池電極に用いる機能材料を有するエア・ウォーター・ベルパール(株)が合流し、半導体・電池材料等の機能化学品を製造する同社グループの中核企業。

 新研究棟開所により、半導体・電池材料に関わる技術者を集約することで各社が保有していた知見・技術のシナジーを最大化し、半導体パッケージに用いられるポリイミド用特殊酸二無水物や特殊熱硬化性樹脂、二次電池用高性能電解液添加剤など新製品開発を加速させる。開発・生産技術・品質保証・品質管理の一貫体制を構築することで、生産技術の向上や評価・分析の高度化を進めながらスピード感ある効率的な開発を行う。また、従来から保有するコア技術の発展・ノウハウの蓄積とともに、社内外の技術者と交流を図るなどオープンイノベーションを推進。知的財産を積み上げ、技術者の育成など人的資本投資を強化していく。

■ 新研究棟概要

名称:エア・ウォーター・パフォーマンスケミカル(株)湘南イノベーションラボ
所在地:神奈川県平塚市須賀2700番地
総投資額:約28億円
建築面積:721㎡
延床面積:4,608㎡
建物構造:鉄骨造・準耐火建築物、地上7階
最大収容人数:150人
着工:2023年11月
竣工:2024年10月
開所:2025年1月23日

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