ニップンは30日、2025年4月1日から連結子会社となる予定の（株）畑中食品に冷凍食品新工場を建設すると発表した。

　ニップンの家庭用冷凍食品事業は、単身世帯の増加や時短・簡便ニーズの高まりを背景に、マスターブランド戦略が奏功し、個食パスタやワンプレート商品の出荷が伸長している。今後の需要拡大を見据え、供給体制の強化が不可欠と判断し、新工場の建設を決定した。

　新工場では、自動化技術の導入による更なる省力化の推進に取り組み、製造能力はニップンとグループ会社の冷凍食品工場での食数換算で最大規模となる予定。新工場建設を通じ、2022-2026中期目標における成長領域の一つとしている冷凍食品事業の供給体制を更に強化する。