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共英製鋼、米国拠点の設備投資計画変更

2025年2月4日

共英製鋼は1月31日、米国拠点で連結子会社のVinton Steel LLC(以下:ビントン・スチール社)の製鋼工場の新設と圧延工場設備の一部改造に関する設備投資計画の一部内容を変更すると発表した。

 同社は中期経営計画「NeXuSⅡ 2026」(2024~2026年度)において、北米事業の強化を進めており、設備の老朽化が課題となっていたビントン・スチールの製鋼工場を新設し、圧延工場設備の一部改造を実施することで、生産性向上による収益改善と安定化を図る計画を進めていた。

 今回の計画見直しにより、圧延工程の生産性向上を目的として、設備の一部改造から大幅な改造へと方針を変更した。これに伴い、総投資額は約2500万米ドル(約37億円)増加し、約2億5500万ドル(約382億円)となった。設備投資資金は自己資金と銀行借入を組み合わせ、最適な資金調達方法を検討する。

■ 設備投資概要

設備投資:(1)製鋼工場新設(Tenova社製)
    :(2)既存圧延設備大幅改造(Pomini Long Rolling Mills社製)
    :※設計・エンジニアリングはTechint E&C社にて行う
生産能力:製鋼設備33万ネットトン/年
    :圧延設備32万ネットトン/年
    :※ネットトン:約0.907メトリックトン
総投資額:約2億5500万米ドル(約382億円150円/ドル換算)
生産品目:鉄筋棒鋼、鉄球用丸鋼
工事開始予定:2025年7月
稼働開始予定:2027年1月

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