揖龍保健衛生施設事務組合、兵庫県たつの市の廃棄物処理設備更新
2025年2月5日
日鉄エンジニアリングは1月31日、揖龍保健衛生施設事務組合から揖龍地域新エネルギー回収型廃棄物処理施設整備事業の設計・製作・施工を受注したと発表した。
同施設は日鉄エンジニアリングの低炭素型シャフト炉として6件目の受注で、組合の既存施設(1997年稼働開始、従来型シャフト炉)に比べ、CO2排出量の大幅な削減が可能となる。
日鉄エンジニアリングは既存施設の設計・製作・施工と稼働以降これまで約30年にわたる操業・整備業務を受託し、地域で発生するごみの安全で安定的な処理に携わってきた。今回の施設更新では、組合からこれまでの安定稼働実績が評価され、改めて同社の低炭素型シャフト炉が採用された。
今後も信頼性の高い技術による安定的なごみ処理を継続するとともに、廃棄物発電や溶融スラグの利活用などを通じて地域循環共生圏の構築やSDGs達成への貢献を目指す。
■ 設備投資概要
建設予定地:たつの市揖西町前地513-1(揖龍クリーンセンター敷地内 約12,000㎡)
処理対象物:普通ごみ、粗大ごみ、リサイクル施設由来の可燃残渣
処理方式:シャフト炉式ガス化溶融炉
施設規模:115t/日(57.5t/日×2炉)
付帯施設:計量棟、駐車場、電気自動車用充電設備、構内道路、植栽など、その他関連する施設や設備など
設計・建設期間:2025年1月~2031年9月(既存管理棟の撤去工事含む)
稼働開始予定:2031年4月