東京エレクトロン、宮城に新工場/1000億円超投資
2025年2月10日
東京エレクトロンは6日、製造子会社の東京エレクトロン宮城 本社工場 (宮城県黒川郡) に生産新棟を建設すると発表した。
今後、デジタル技術の活用がさらに拡がり、半導体の技術革新が進む中、半導体市場は2030年には1兆ドル以上の規模に成長すると予想されており、それに伴い、半導体製造装置市場もさらなる拡大が見込まれている。また、東京エレクトロン宮城のドライエッチング装置事業は、市場のさらなる成長とシェア拡大により、今後も大きな成長が期待されている。
生産新棟では、次世代生産のあり方を実現するスマートプロダクション構想にもとづき、物流機能の自動化や製造工程の機械化を取り入れ、高い生産能力と高品質で高効率製造ラインの構築により、顧客が求める付加価値の高い製品をタイムリーに提供する。また、Net ZEB(Zero Energy Building)対応建屋の採用・省エネ設備導入などを通じて環境負荷抑制を図り、2040年のネットゼロ目標達成に向けた取り組みも行う。
■ 新工場概要
所在地:宮城県黒川郡大和町テクノヒルズ83番(現東京エレクトロン宮城本社工場北側隣地 岩倉地区 2021年5月取得済み)
建設費用:約1,040億円
延床面積:約88,600㎡(予定) *付帯設備エリア除く
構造:鉄骨造/全免震構造(Net ZEB)
階数:地上5階
用途:プラズマエッチング装置など半導体製造装置の製造
着工予定:2025年6月
竣工予定:2027年夏