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サン電子工業、出雲工場と益田工場で生産設備増設

2025年2月18日

アルミ電解コンデンサを製造するサン電子工業(大阪府四條畷市)は出雲工場と益田工場で生産設備を増設する。2月19日に工場等の立地に関する覚書が締結される予定。

 同社では、世界に先駆けて開発した導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサ(以下:ハイブリッドコンデンサ)が車載関連分野を中心に需要が増加していることに加え、今後も電気自動車の開発や自動運転技術の進歩等に伴い、更なる市場の拡大が見込まれている。

 加えて、ヨーロッパの自動車電装メーカー向けに自動ブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)で使用される小型アルミ電解コンデンサの受注が拡大している。

 今回、出雲工場でハイブリッドコンデンサと益田工場でアルミ電解コンデンサの受注拡大に対応するため、生産設備の増設を決定した。

■ 設備投資概要

投資額:合計27億4988万円(償却資產)
常用従業員数(操業後3年):合計341名(計26名増)
操業開始:2025年4月

◇出雲工場
立地場所:出雲市長浜町337-1(出雲長浜中核工業団地内)
投資額:16億6218万円
敷地面積:47,509㎡
建物面積:13,963㎡
常用従業員数(操業後3年):190名(18名増)

◇益田工場
立地場所:益田市虫追町口320-54(石見臨空ファクトリー內)
投資額:10億8770万円
敷地面積:21,437㎡
建物面積:9,185㎡
常用従業員数(操業後3年):151名(8名増)

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