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新田ゼラチン、インドでゼラチンの生産能力拡大

2025年2月19日

新田ゼラチンは13日、インドの連結子会社ニッタゼラチンインディアLtd.(NGIL)のゼラチン生産能力を拡大すると発表した。

 ゼラチンは、グミやゼリーをはじめとする食品用途だけでなく、健康食品や医薬品用のカプセルの原料など、幅広い用途に使用されている。世界での健康志向の高まりや医薬品市場の拡大を背景に、カプセル用ゼラチンの需要は拡大を続けている。特にインドは、世界有数のカプセル生産拠点として注目されていることから、今後も更なる成長が期待されている。

 新田ゼラチンは、海外5カ国にグループ会社を展開しており、NGILはゼラチンやコラーゲンペプチドを製造し、グローバルに供給するための重要な拠点と位置付けている。2024年5月に公表した中期経営計画において、インド拠点の生産能力拡大を重点戦略の一つとして掲げており、今回の設備投資決定により、収益構造の強化を目指す。

 今回の生産能力拡張により、拡大するゼラチン市場での販売機会を取り込み、ハラル認証商品の強みを生かしながら、インド国内や北米、東南アジアの更なる市場開拓を進める。

■ 設備投資概要

所在地:インド(ケララ州)
投資額:1,324百万ルピー(約2,449百万円)
事業内容:ゼラチンの製造
生産能力:6,000トン/年(現在4,500トン/年)
稼働予定:2027年7月

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