フジクラ、佐倉事業所の新棟稼働/100億円投資
2025年2月25日
フジクラは18日、千葉県の佐倉事業所内に建設を進めていた新工場が竣工し、稼働を開始したと発表した。
生成AIの進展に伴い、データトラフィックが急増し、大容量高速通信や低遅延通信の需要が拡大している。また、各国では光ブロードバンドやデータセンターの整備が進み、今後も継続的な需要が見込まれている。
新工場では、同社独自の細径高密度型光ファイバケーブル「WTC」内に実装される間欠固定型光ファイバリボン「SWR」を生産する。稼働開始により、SWRの生産量は光ファイバ長ベースで約30%増加する見込み。
また、自社開発の製造装置やものづくりDXを活用し、生産能力の強化だけでなく、高品質と生産性の向上を図る。さらに、GX技術を積極的に導入し、同社初のカーボンニュートラルを目指す。
■ 新工場概要
所在地:佐倉事業所(千葉県佐倉市六崎1440)所内
建屋面積:約3000㎡
投資額:約100億円
事業内容:間欠固定型光ファイバリボン「SWR」の製造
生産能力:光ファイバ長ベースで約30%増加
開所式:2025年2月17日