JCRファーマ、神戸市の新製剤工場着工
2025年2月26日
JCRファーマは25日、神戸サイエンスパークセンターに建設を計画していた新製剤工場を着工したと発表した。
神戸サイエンスパークセンターでは原薬工場が2022年11月に竣工し、稼働している。新工場は、隣接する原薬工場と連携し、有事におけるワクチンの受託生産体制を整えることを目的に、経済産業省「ワクチン生産体制強化のためのバイオ医薬品製造拠点等整備事業」における補助金を利用して建設された。
新工場では、平時には同社のバイオ医薬品を製造する。同社はこれまでバイオ医薬品の研究、開発、製造を自社で一貫して行っており、現在、独自の血液脳関門通過技術「J-Brain Cargo」を用いた複数のタンパク質製剤の研究開発を順次進めている。新工場建設により、今後こうした医薬品のグローバル展開で求められる品質基準に適合する原薬製造施設と製剤製造施設の拡充を図る。
■ 新工場概要
名称:新製剤工場(仮称)
所在地:神戸市西区井吹台東町7丁目3番10号(神戸サイエンスパークセンター)
総工費:約250億円(ワクチン生産体制強化のためのバイオ医薬品製造拠点等整備事業にかかる補助金を活用予定)
敷地面積:27,557㎡
建築面積:5,060㎡
延床面積:14,775㎡
規模:製剤棟 地上3階建て
:事務棟 地上3階建て
:自動倉庫棟 地上3階建て
工期:2025年2月~2026年9月(予定)