荏原製作所、福島県伊達市の新工場完成
2025年2月27日
荏原製作所は20日、東北地方で初となるドライ真空ポンプのオーバーホール工場が竣工したと発表した。
半導体市場は、2030年には1兆ドル(約150兆円)の市場規模になると予測されており、半導体製造現場で欠かせないドライ真空ポンプの需要も拡大している。アフターサービスの拡充を図るため、2023年12月に着工し、建物の竣工を迎えた。新工場含め、国内のドライ真空ポンプのオーバーホール工場は5カ所体制となる。
新工場では、返却されたドライ真空ポンプの状態を確認し、分解・洗浄・修正、部品交換、組み立て、試験を行い、新品同様の性能にして再納入する。また、建屋屋上への太陽光パネル設置や生産排水のリサイクルなど環境負荷低減に取り組むほか、EV充電スタンドや和室付きリフレッシュルームを設置し、従業員のエンゲージメント向上も図る。
■ 新工場概要
名称:荏原フィールドテック※東北工場
所在地:福島県伊達市保原町字桑田1番6
施設内容:ドライ真空ポンプのオーバーホール
建築面積:約3,000㎡
敷地面積:約10,000㎡
構造:地上1階建
着工:2023年12月
稼働開始予定:2025年4月