イグス、栃木県さくら市に新工場建設
2025年3月6日
樹脂製の機械部品を製造するイグス(東京都墨田区)は5日、栃木県さくら市に新工場を建設すると発表した。
同社はこれまで栃木県内の4拠点で在庫・アセンブリー機能を担っていたが、事業拡大に伴い、生産ラインの効率化や自動化・省力化設備の導入に制約が生じていた。将来的なビジネス拡大に対応するため、新工場を建設して倉庫機能の拡充を図る。
新工場は、現工場がある栃木県那須烏山市に隣接する栃木県さくら市に建設され、土地・建物に約35億円を投資する。4拠点の在庫・アセンブリー機能を新工場に移転・集約し、2026年春の稼働開始を予定している。
既存拠点を集約することで、工場・倉庫拠点間の輸送をなくし物流効率を向上させるとともに、事業拡大に対応する生産体制を整える。新工場の設立により、在庫保管能力は2024年比で約70%増加する見込み。
また、自動化・省力化機器の導入や生産ラインの見直し、新たな倉庫システムの導入により、労働生産性の向上を図る。さらに、新工場建屋の隣地には将来的な工場拡張に向けた約5,000㎡の用地を確保している。
■ 新工場概要
所在地:栃木県さくら市上阿久津
敷地面積:41,833㎡
延床面積:約10,000㎡
取り扱う製品:ケーブル保護管、ケーブル、レディーチェーン、樹脂ベアリングなど
着工予定:2025年5月
竣工予定:2026年春