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金本商会、広島市の新工場完成

2025年3月7日

金本商会(広島県広島市)は3日、広島市安佐北区の新工場が完成したと発表した。

 近年、廃棄物の適正処理に対する社会的要請が高まっており、特にリサイクル率の向上と環境負荷の低減が求められている。また、企業の脱炭素経営や資源循環型社会の推進が世界的な課題となる中、産業廃棄物の適切な処理とリサイクル技術の進化は不可欠。従来の手選別や単純な処理技術では対応が難しくなっており、高度な選別技術を取り入れた新たな施設の整備が急務となっていた。

 こうした背景を受け、同社は最新の自動選別システムを導入した新工場を竣工し、より高度で効率的な廃棄物処理・資源化の実現を目指す。

 新工場では、最先端の自動選別技術を導入し、混合廃棄物の効率的なリサイクルを実現する。新工場の完成により、同社は産業廃棄物の適正処理と資源循環の促進をさらに強化し、環境負荷の低減に貢献していく。特に、RPFを製造するプロセスの効率向上を図り、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを加速させる。

■ 新工場概要

所在地:広島県広島市安佐北区大林町443
投資金額:約7億円
面積:1972㎡
着工:2024年3月
稼働開始予定:2025年4月

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