JFEエンジニアリング、ミャンマー工場の拡張工事が完了
JFEエンジニアリング(東京都千代田区)は23日、ミャンマー国建設省との合弁により設立した、J&Mスチールソリューションズ(ミャンマー国ヤンゴン市)が、ヤンゴン市タケタ地区の鋼構造物製作工場の拡張を完了し、5月8日にオープニングセレモニーを開催したと発表した。
J&Mスチールソリューションズは、急成長するミャンマーのインフラ整備を担うべく、14年より鋼橋などを製作する工場を稼動させてきたが、その後フル稼働の状況が続いていた。今回、15年3月より工場の生産能力を年産1万トンから2万トンに拡大する工場拡張工事を行い、設備増強が完了した。
工場拡張プロジェクトでは、用地を32,000㎡から65,000㎡に倍増し、屋外の部材保管および仮組立を行う場所を拡大した。同時に建屋を8,000㎡から12,000㎡に増築し、日本仕様の防錆、防食を施すことができるブラスト設備、塗装設備を導入するなど各製作工程に最新鋭の設備を増設した。
設備増強により、ODA案件等で求められる高耐久性仕様の鋼製橋梁や鋼製ジャケットなどの製作も可能となり、ティラワ港向けの鋼製ジャケット桟橋やバングラデシュ向け橋梁の製作などを行う予定をしている。
■ 設備増強概要
会社名:J&Mスチールソリューションズ(J&M Steel Solutions Company Limited)
所 在 地:ミャンマー・ヤンゴン市タケタ地区
工場用地:65,000㎡(32,000㎡増)
建屋面積:12,000㎡(8,000㎡増)
生産品目:梁、港湾構造物、ガードレール、その他鋼構造物製品
生産能力:2万トン/年(1万トン増)
設備:日本仕様の防錆、防食を施すことができるブラスト設備、塗装設備を導入