信越化学工業、日欧で設備投資
2025年4月3日
信越化学工業3月28日、医薬用セルロース事業を強化するため、子会社のSE Tylose GmbH & Co. KG(ドイツ・ヴィースバーデン市)と直江津工場(新潟県上越市)の2拠点で設備投資を行うと発表した。
信越化学の医薬用添加剤「L-HPC」は、錠剤等の崩壊剤として独自に開発し、国内外の顧客に供給している。特に錠剤崩壊速度を高め、また錠剤製造時の強度向上を目的として使用されており世界で需要が伸長している。顧客からの複数の生産拠点への要望を踏まえて安定供給を強化するため、日独での製造を決定した。
ドイツではL-HPCの生産設備を既存設備に隣接する形で新設し、2026年中の完成を目指す。直江津工場では、近隣に所有する医薬用セルロース倉庫の保管能力を倍増し、2025年末の完成を予定している。両拠点への投資額は合計で100億円を見込む。
2024年3月に公表した医薬用添加剤「Shin-Etsu AQOAT(シンエツエーコート)」生産能力増強に続き、高機能の医薬用セルロースに積極的な投資を行うことで、医薬用添加剤メーカーとして供給体制を強化していく。
■ 設備投資概要
投資額:計100億円
◇ SE Tylose GmbH & Co. KG
所在地:ドイツ・ヴィースバーデン市
設備:医薬用添加剤「L-HPC」の生産設備
完成予定:2026年中
◇ 直江津工場
所在地:新潟県上越市(直江津工場)
設備:医薬用セルロース倉庫の保管能力を倍増
完成予定:2025年末