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霧島酒造、宮崎県・志比田工場隣接地に新工場/総工費は157億円

2016年5月25日

 焼酎メーカーの霧島酒造(宮崎県都城市)は24日、志比田工場北側隣接地(同社所有地)に志比田第二増設工場、焼酎粕リサイクルプラントを建設すると発表した。

 第二増設工場では、生産能力の向上により、焼酎の貯蔵における余裕のある熟成期間の確保と原料甘藷不作時の対応により品質の安定・向上を図る。また、焼酎粕処理プラントの、予備能力の増強や、操業人員の確保により、休日の固定化など雇用環境の改善を図る。

 工場外観は、既存工場と周辺景観との調和をはかるようにデザインし、防音等の環境対策にも十分に配慮する。また、工場周囲の緑地化にも取り組む。ボイラー燃料の一部に焼酎粕リサイクルプラントで回収したメタンガスを使用するほか、エネルギー使用を抑えた機器類を採用するなど、環境に配慮した工場を計画する。

 あわせて新設する焼酎粕リサイクルプラントでは、既存の本社工場粕処理プラントと同じ、固定床式高温メタン発酵システムを採用。回収したメタンガスは、同工場のボイラー燃料として使用する計画。

■ 工場施設概要

所在地:宮崎県都城市志比田5548番3外(志比田工場北側、都城食品加工団地内)
雇用計画:25名 外、臨時雇用60名

◇ 焼酎原酒製造工場
総工費:100億円
敷地面積:17,304㎡
延床面積:12,143㎡
構造:鉄骨造り4階建て
生産(処理)能力:400 石/日(25度換算)
着工予定:2017年2月
竣工予定:2018年7月
操業予定:2018年8月

◇ 焼酎粕リサイクルプラント
総工費:35億円
敷地面積:6,552㎡
延床面積:660㎡
構造:鉄骨造り2階建て
生産(処理)能力:400 トン/日
着工予定:2016年7月
竣工予定:2018年7月
操業予定:2018年8月

◇ 貯蔵タンクなど
総工費:22億円
敷地面積:8,128㎡
延床面積:794㎡
着工予定:2016年7月
竣工予定:2018年7月
操業予定:2018年8月

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