トヨタ自動車、マレーシアに乗用車専用工場/投資額は490億円
2016年5月26日
トヨタ自動車(愛知県豊田市)は25日、緩やかな拡大が見込まれるマレーシア市場で、新たな車両工場建設を核とした現地生産体制の再編を行うと発表した。
今回の再編は、マレーシアにおける合弁事業会社UMW Toyota Motor Sdn. Bhd.が、車両生産子会社Assembly Services Sdn. Bhd.を通じて行うもので、乗用車と商用車を混流生産する既存工場での乗用車生産を19年初に終了し、乗用車専用工場を新たに建設する。
セランゴール州クラン市に建設する新工場への投資額は約490億円で、伸縮自在ラインやコンパクトな塗装ブースなど、メキシコ新工場・中国新ラインと同様の革新的生産技術を導入し、19年初より年産5万台の生産能力で稼働を開始する。
一方、1968年にコロナ・カローラのCKD生産からスタートした現在の工場は、商用車生産に特化させるとともに、車両構造・サイズに応じて工程や物流を最適化することで、生産性を向上させるとしている。
■ 新工場概要
会社名:Assembly Services Sdn. Bhd.
所在地:マレーシア・セランゴール州クラン市
投資額:約490億円
生産品目:乗用車
生産能力:5万台/年
稼働開始予定:2019年初