北川鉄工所、メキシコ工場の生産設備増強
2016年5月30日
旋盤用チャック装置、自動車や建設機械向けの鋳造部品などを製造する北川鉄工所(広島県府中市)は5月13日、メキシコ生産子会社の設備増強を決定したと発表した。
メキシコでは自動車産業の集積が進んでおり、20年には自動車生産規模は現在の1.5倍の500万台に増加する見込みで、自動車メ-カ-は現状鉄鋳物部品の多くを海外からメキシコへ輸入しており、今後現地調達化へ切り替えのニーズが増加すると期待されている。
今回、こうした自動車メ-カ-の現地調達化ニーズに応えるため、18年稼動を目指し生産設備を増強する。設備増強を行うことにより、鋳造ラインの生産能力が月産700 トン増加し、計1400トンとなる。
■ 設備増強概要
会社名:KITAGAWA MEXICO S.A. de C.V.
所在地:メキシコ合衆国 アグアスカリエンテス州
投資額:26百万ドル(約28.6億円)
投資内容:鋳造2次ライン増設(工場建屋建設、鋳造ライン増設)
事業内容:鋳物の製造および加工
生産能力:1400トン/月(700 トン/月 増加)
稼働開始予定:2018年