FA向けアルミ製機器製品、機械装置の設計開発、製造を行うSUS（静岡市駿河区）は、千葉県木更津市の産業用地「かずさアカデミアパーク」に建設を進めていた千葉事業所の完成に伴い、5月26日に竣工式を実施し、本格稼働を開始したと発表した。

　竣工した千葉事業所は、静岡・九州・福島・滋賀に続く、国内5カ所目のデリバリー・サポートの中核拠点。主力製品である工場向けのアルミフレームや各種アクセサリーパーツを豊富に在庫し、切断・加工・組立を行う「FA 棟」のほか、アルミ製住宅や建築用構造材・家具などを扱うエコムス事業の試作品の実験・評価、製品の組立を行う「エコムス棟」、ショールームを備え営業のオフィスもある「事務所棟」で構成される。

　新事業所の設立により同社の事業拡大を加速させるとともに、従来は福島など遠方の拠点からカバーしていた関東エリアへの供給体制を強化する。併せて営業機能も備え、関東の顧客をよりきめ細かくサポートするための中核拠点として、製造現場の生産効率向上や作業環境改善などに寄与するとしている