多摩川精機、ベトナム新工場が稼働
2025年4月10日
多摩川精機は2日、ベトナムグループ会社のTAMAGAWA VIETNAM CO.,LTDの現地工場がクアンニン省アマタシティ・ハロン工業団地に完成し、開所式を行ったと発表した。
新工場では、BEVやHEVの駆動モータなどの回転角度を検出するセンサ「Singlsyn」をプレスから組立まで一貫で生産し、環境対応車の需要拡大に対応する。今回の開所は第一期工事の完了によるもので、生産開始は2025年7月を予定している。将来的には第二期・第三期工事を進め、合計3棟の工場体制を目指す。
また、経済特区にある同地の優遇税制やコスト面の利点を活用し、製品の価格競争力を高めるとともに、生産力と収益力の向上を図る。
■ 新工場(第一期)概要
所在地:ベトナム・クアンニン省アマタシティ・ハロン工業団地
敷地面積:約2ha
延床面積:1.2ha
建造物:鉄筋平屋建て
事業内容:「Singlsyn」の製造
社員数:230人(予定)
開所式:2025年3月21日
生産開始予定:2025年7月