三菱ケミカル、中国とフランスで難燃性コンパウンドの生産能力増強
2025年4月10日
三菱ケミカルは8日、三菱化学功能塑料(中国)有限公司とMCPP France SASで難燃性コンパウンドの生産能力を増強すると発表した。
モビリティ、通信、建設、ガスなど幅広い産業分野におけるケーブル被覆材として、難燃性コンパウンドの需要が大幅に増加している。同社の難燃性コンパウンドは、多様な難燃・耐熱レベルに対応したグレードラインナップ、独自の配合技術による高い柔軟性、押出成形における優れた成形加工性を有している。こうした特長から、自動車用ケーブル、太陽光発電システム用ケーブル、スパッタチューブなど幅広い用途で採用されており、近年は中国、欧州を中心に需要が増加している。
今回、旺盛なグローバル需要に対応するため、中国とフランスの工場に難燃性コンパウンドの新生産ラインを増設し、生産能力を増強する。
■ 設備投資概要
【中国】
製造拠点:三菱化学功能塑料(中国)有限公司(江苏省苏州新区华山路148号)
稼働予定:2025年4月
【フランス】
製造拠点:MCPP France SAS(Route de la Gaubretière 85130 Tiffauges)
稼働予定:2026年1月