ＩＨＩは26日、出資会社8社とともに、木質バイオマス発電事業を展開する事業会社「七ツ島バイオマスパワー合同会社」を設立したと発表した。

　事業会社は、鹿児島県鹿児島市七ツ島のIHI保有地を賃借して、木質バイオマス発電所を建設し、発電する電力は、「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法」に基づき、全量を九州電力に売電する予定。

　出力規模は49MWで、発電所は今年度より建設に着手、18年後半に完成し、以降20年にわたって売電する計画。同事業への投資資金は、出資会社9社の出資金と、鹿児島銀行を中心とした地域金融機関および日本政策投資銀行からのプロジェクトファイナンスで調達する予定。