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ダブル・スコープ、韓国でリチウムイオン二次電池用セパレータ製造/22年までに315億円投資

2016年5月31日

 プラスチックフィルム・シートの製造販売を行うダブル・スコープ(東京都品川区)は30日、韓国子会社 W-SCOPE KOREA CO.,LTD.(以下:WSK)が操業中の2区画に加え、新たに工場用地を取得し、新生産拠点を構築すると発表した。

 韓国忠清北道及び忠州市と約200,000㎡の工場用地取得の覚書を締結。50年の賃貸借契約となる。22年までにUSD3億(315億円相当)を投資する。生産設備に関しては16年7月以降、装置メーカー等と契約締結、発注する予定。

 同社のリチウムイオン二次電池用セパレータは現在、民生機器用途では大手リチウムイオンバッテリーメーカーからの受注拡大、電気自動車(EV)等の車載機器用途においてはグローバルな市場拡大を受け旺盛な需要が見込まれている。

 現在、WSKが使用中の梧倉科学産業団地内の敷地では6本のラインが稼働中であり、3本の建設計画が進行中。これらに加え、更なる生産能力の増強のため、新たに土地の取得を検討していた。

 同社では16年2月22日、韓国忠清北道及び忠州市と工場用地取得に係る覚書を締結し、更に16年4月に韓国企画財政部に対し海外直接投資(FDI)を申請していた。これらの進捗を受け、今回のセパレータ生産設備の投資を決定したとしている。

■ 設備投資概要

所在地:大韓民国忠清北道忠州市大召院面
投資総額:2022年までに315億円
設備投資額:315億円相当の内、合計185億円(生産設備135億円、コーティング装置を含むその他付帯設備50億円)
増強設備:セパレータ生産設備4ライン
敷地面積:約200,000㎡
取得の方法:50年の賃貸借契約
量産開始予定:2018年度中

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