工業用ゴム製品の製造・販売を手掛ける朝日ラバー（本社：埼玉県さいたま市）は25日、白河工場の隣接地に新工場を建設すると発表した。

　新工場は同社で生産している工業用ゴム事業で、マイクロ流体デバイス製品の来期以降の受注増に備え、生産能力を増強させる。また、ライフサイエンス分野や体外診断用途などの医療分野に向けての新規製品開発を行うため、新工場を建設する。

　総投資額は約11.6億円で、建物8億円、初期導入予定の生産設備3.6億円を予定。約5,200㎡建築面積にクリーンルームありの一層鉄骨造り。2015年9月の着工、2016年春頃竣工を予定する。

　尚、福島県の「平成27年度福島医療・福祉機器開発・事業化事業費補助金」の補助対象事業として、同社のマイクロ流体デバイスに関する事業が補助対象事業として採択され、交付決定された。交付金額は最大7.5億円であり、竣工後の設備稼働実績後に受領する予定。