豊田合成、米国生産拠点に太陽光発電所
2025年4月15日
豊田合成は10日、米国グループ会社であるTGミズーリ(株)(以下:TGMO)は、使用電力の再生可能エネルギーへの転換を進めるため、工場敷地内に太陽光発電所を新設すると発表した。
今回TGMOでは、再エネ事業者を通じて、遊休地を活用して太陽光発電設備(出力17.5メガワット、2027年4月運転開始予定)を設置し、工場全体の年間使用電力の3割を再エネに切り替える。CO2削減効果は年間約1.4万トンを見込んでおり、同社グループの米州地域における再エネ利用は4割超となる。
同社は、自社の生産活動などで発生するCO2排出量(スコープ1・2)について、カーボンニュートラル実現時期の2030年への前倒しを宣言(2023年)し、「生産技術革新と日常改善による省エネ」と「電力の再エネへの転換」を加速させている。再エネへの転換では、自社での太陽光発電の他に、グリーン電力の活用なども進めている。今後も多様な再エネの調達手段を最適に組み合わせることで、2030年のカーボンニュートラル達成を目指す。
■ 太陽光発電設備概要
所在地:TGミズーリ(株) 工場敷地内
出力:17.5メガワット
CO2削減効果:年間約1.4万トン
運転開始予定:2027年4月