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アトル、新物流拠点の福岡ALCが竣工

2016年6月6日

 メディパルホールディングスは5月31日、子会社で医薬品・動物用医薬品・食品添加物の卸売販売を行うアトル(福岡県福岡市)が医療用医薬品や医療材料等を供給する新たな物流拠点として「福岡ALC」を、16年6月1日に竣工すると発表した。

 同施設は、医療用医薬品・医療材料・医療機器・臨床検査試薬など多種類の商品を、独自の需要予測システムを使い適正な在庫量を確保。高い受注納品率を実現する。また、顧客に近い立地に設置し、ALCから直接配送する方式に転換することで、リードタイムの短縮を図る。

 欠品のない豊富な品揃え、定時配送、ミスのない正確な納品、個口スキャン検品、棚ロケーション順納品など、顧客の利便性と業務改善につながるサービスを提供する。また、独自の技術開発により自動倉庫化を図り、ローコストで正確な在庫管理と庫内作業、配送作業を実現する。

 さらに、停電時にも72時間連続稼働できる自家発電装置を備え、瞬時電圧低下補償装置やSPDを導入し、落雷による作業停止を回避、緊急配送用バイク、ガソリン・軽油を配備し、地震などの災害時にも安定供給できる体制を整えるなど、「とめない物流」を実現する。

■ ■ 物流施設概要

名称:アトル 福岡ALC
所在地:福岡県福岡市東区香椎浜ふ頭二丁目5番1号
設備投資額:約120億円(土地、建物、設備等)
敷地面積:31,794㎡
建築面積:9,972㎡
延床面積:27,528㎡
構造:鉄骨造(杭頭免震)、地上4階建
カバーエリア:北部九州エリア(福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県)
出荷予定金額:年間約1,600億円(稼働当初)
竣工:2016年6月1日
稼働予定:2016年7月

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