テーブルマーク、新潟県魚沼市でパックごはんライン増設
2016年6月6日
冷凍食品、その他食料品の製造販売を行うテーブルマーク(東京都中央区)は1日、新潟県魚沼市にある魚沼水の郷工場において、パックごはん(無菌包装米飯)の生産能力を増強すると発表した。
伸長を続けるパックごはん市場に対して、安定的な供給体制を構築していく。新ラインの稼働開始は16年12月を予定し、生産能力は毎時10,000食となる。
パックごはん市場の増加要因として、備蓄・ストックといった買い置き需要のみならず、ストック商品を上手に使いながら蓄える考え「ローリングストック」の浸透や、世帯人数の減少や共働き世帯の増加に伴い、その手軽さで、世代・性別を超えた顧客より、「日常使い」の意識が浸透してきているためと考えられている。また、同社製パックごはんは年間生産数量2億食を超える人気商品となっている。
魚沼水の郷工場は、日本有数の米どころである新潟県魚沼地区に建設し、10年11月より、冷凍うどん2ラインとパックごはん1ラインで稼働している。魚沼の水は、越後の山々からの雪解け水が地中でろ過された「伏流水」であり、炊飯に適する軟水で同工場で製造されたパックごはんは、この水を使用して製造されている。
■ 増設概要
工場名称:テーブルマーク 魚沼水の郷工場
所在地:新潟県魚沼市十日町字八色原1687-7
投資額:約18億円
投資設備:パックごはんライン 1ラインの増設
生産能力:毎時10,000食
稼働予定:2016年12月