ダイフク、インドの新工場が稼働
ダイフクは22日、グループ会社のDaifuku Intralogistics India Private Limitedが、一般製造業・流通業向けシステムを手掛けるイントラロジスティクス事業の新工場を建設し、本格稼働を開始したと発表した。
近年、インド市場は製造業や流通業の成長が著しく、生産や物流の現場でモノを効率的に動かすマテリアルハンドリング(マテハン)システムへのニーズが急速に高まっている。ダイフクのイントラロジスティクス事業においては、2016年にムンバイに営業拠点を新設。2019年にはVega Conveyors & Automation Private Limited(現 Daifuku Intralogistics India Private Limited)を買収し、現地生産を開始した。
新工場では、食品、化学、機械、ゴム製品などの製造業向け、小売、運輸・倉庫などの流通業向けに、自動倉庫や高速搬送台車、コンベヤなどを製造する。また、調達部品の内製化を進めるとともに、効率的な生産体制を確立し、コスト競争力を強化する。あわせて、顧客へのリードタイムの短縮や、地域に密着した製品開発・サービス体制を整えることにより、インド市場での事業を拡大させる。
新工場の稼働により同社の生産スペースは従来比で約4倍に拡大した。将来的な増設により、さらに倍増できる見込み。また、屋上には太陽光発電システムを設置している。
■ 新工場概要
所在地:Plot No. 6/1 IP, Chandanvelly (V), Shabad Mandal, Sangareddy – 501503, Telangana, India
投資額:約40億円(土地および生産設備を含む)
敷地面積:13万3,020m2
総建築面積:3万3,987m2
生産品目:自動倉庫、高速搬送台車、ソーター、コンベヤなどのマテリアルハンドリングシステム
機能:生産、研究開発、人事・経理などの管理
稼働開始日:2025年4月21日