住友重機械工業、横須賀製造所内の新棟完成
2025年4月24日
住友重機械工業は22日、横須賀製造所内に建設していたイノベーション拠点「技術研究・創発棟 Cs’-Lab+」が完成し、開所式を行ったと発表した。
将来の研究開発体制強化を目的に、横須賀製造所を拠点とする技術研究所の新施設として整備。研究員の執務スペースのほか、IoT、AI、データサイエンス、自動化と自律化、脱炭素技術、二酸化炭素の利用と貯蔵に関連する研究・実験設備を大幅に拡張した。また、同製造所の人事・総務などの管理部門とICT本部も同施設内に移転した。
施設内には製品や研究技術を紹介するギャラリーや、食堂、イベントホール、レセプションホールなど多様なコミュニケーション空間を設けている。加えて、屋上には発電容量120kWの太陽光発電設備を設置し、省エネ建材や高効率機器、可変風量システムを導入するなど環境負荷低減にも配慮しており、ZEB ReadyとBELS6つ星を取得している。
■ 新棟概要
施設名称:技術研究・創発棟 Cs’‐Lab+(読み方:シーズラボ)
所在地:神奈川県横須賀市夏島町19番地
建屋面積:4,100 m2
延べ床面積:19,600 m2
階数:地上6階建(屋上施設含む)
収容人員:約700名
基本設計:株式会社日総建
設計・施工:清水建設株式会社
竣工:2025年3月末
開所式:2025年4月21日