サンキョーミート、九州エキスから工場取得
2025年4月28日
伊藤ハム米久ホールディングスは21日、子会社のサンキョーミートが畜肉エキスの製造販売事業を開始すると発表した。
同社は南九州エリアで牛肉と豚肉の処理・カットと食肉加工品を製造しており、2021年から隣接する九州エキス(株)に豚骨などを供給していたが、九州エキスのエキス事業撤退に伴い建屋と製造設備を譲り受け、新たに事業を開始する。
エキス製造工場の稼働は2027年度を予定している。ラーメンスープや加工食品向けの畜肉エキス需要が堅調に推移すると見込み、自社工場から鮮度の高い国産原料を活用し、安全で良質な製品の安定供給体制を構築する。
同社グループは「中期経営計画2026」に基づき、食肉商品の付加価値向上を目指しており、エキス事業の内製化によりバリューチェーン価値の最大化を図るとともに、副産物の有効活用による持続可能な畜産産業と地域社会への貢献を進める。
■ 新工場概要
所在地:鹿児島県曽於郡大崎町菱田3689番地(九州エキス(株))
事業内容:ラーメンスープや加工食品向けの畜肉エキスの製造
稼働予定:2027年度