日本自動車ターミナル、大田区に新物流施設「ダイナベース」を建設
2016年6月29日
東京を中心にトラックターミナル事業を行う日本自動車ターミナル(東京都千代田区)は28日、大田区平和島の京浜トラックターミナルで計画を推進していた高機能型物流施設「A 棟(仮称)」を正式名称「ダイナベース」として着工すると発表した。
供用開始後47年が経過する京浜トラックターミナルにおける施設再開発計画の一環であり、15年5月に竣工した複合物流施設「新7号棟」に続く、同社創立50周年記念プロジェクトとして位置付けている。
施設は、各階に40ftコンテナ車が直接乗り入れできるダブルランプウェイ方式を採用し、利便性の高いワンフロアでの効率的な事業展開が可能となる。休憩室やテラス、パウダールーム等のアメニティ設備も充実させる。
災害対応としては、免震構造の採用や京浜トラックターミナル全体をカバーする72時間対応の非常用自家発電設備により、利用者のBCP(事業継続計画)の実現に寄与する。
さらに、環境に優しい施設として、豊富な緑地を配置することによる利用者の憩いの空間づくりやモノレールからの景観に配慮するとともに、LED照明や再生可能エネルギーの活用に向けた太陽光発電設備も設置する。
■ 新物流施設概要
名称:ダイナベース
所在地:東京都大田区平和島2-1-1(京浜トラックターミナル内)
建築面積:約20,000㎡
延床面積:約97,000㎡
構造:柱 PCa 梁S造
:免震構造
:地上5階建
:ダブルランプウェイ
竣工予定:2018年7月