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三井化学、三重県で紙おむつ向け高機能不織布の増設

2016年7月4日

 三井化学(東京都港区)は6月30日、紙おむつ市場の需要拡大に対応するため、100%子会社であるサンレックス工業(三重県四日市市)内に柔軟性と伸縮機能に優れた高機能不織布の製造設備の増設を決定したと発表した。

 同増設プラントで製造される高機能不織布は、従来のSB製造技術に、同社独自の技術を加えた改良プロセスを採用し、第48回日化協技術特別賞を受賞。柔軟性と伸縮機能に優れており、快適性をより一層向上させることが可能となる。

 今回の増設を通じて、高機能不織布の供給体制を拡充するとともに、需要旺盛なプレミアム紙おむつの更なる高品質化と幅広い用途展開を進めていく。

 増設により、不織布の生産能力は、17年11月完工予定の名古屋工場での新設分と合わせ、全世界で115,000トン/年となる。

■ 設備増設概要

所在地:三重県四日市市朝明町1番地(サンレックス工業(株)内)
対象製品:柔軟性と伸縮機能に優れた高機能不織布
増設能力:約6,000トン/年(同社独自技術を導入)
完工予定:2017年11月

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