旭化成せんい、延岡市の生産設備を増設
2015年7月9日
旭化成せんい(東京都千代田区)は9日、宮崎県延岡市で再生セルロース(キュプラ)長繊維不織布「ベンリーゼ」の生産設備を増設すると発表した。
「ベンリーゼ」は、コットンリンター※を原料とする世界唯一の再生セルロース(キュプラ)長繊維不織布で、天然原料由来ならではの環境適合性などを活かして、スキンケア、メディカル、工業・産業用ワイパー、資材・家庭用品など幅広い用途に向け国内外で積極的な事業展開を行っている。近年、スキンケア用途等を中心に販売量が増加し、今後も更なる需要の拡大が見込まれることから、設備の増設を決定した。
※コットンリンター・・・綿花の種子を包むうぶ毛状の短繊維。
■ 増設の概要
所在地:宮崎県延岡市(旧エステル工場跡地内に建設)
生産品目:再生セルロース長繊維不織布「ベンリーゼ」
増設能力:年産約1,500トン
着工予定:2015年12月
稼働開始予定:2017年3月