日立製作所、英国に鉄道車両工場/開所式
2015年9月3日
日立製作所は3日、日立グループの英国鉄道システム事業会社「日立レールヨーロッパ」が英国ダーラム州のニュートン・エイクリフに建設した鉄道車両工場の開所式を行ったと発表した。
投資額は総額約8200万ポンド(約150億円)、直接雇用は700名を予定。43,000㎡の敷地でEP向けの高速車両「クラス800」や、スコットランド向けの近郊用車両「AT200」などを製造する。
開所式にはデイビッド・キャメロン首相をはじめ約500人が参加。キャメロン首相は「日立の巨額投資は、力強く成長する英国経済への信頼の表れです。新工場の開所により、雇用創出に限らず、次世代の都市間鉄道車両の製造に取り組むことを通して、利用者の利便性の向上、英国の成長に必要なインフラの強化に大きく貢献することを期待しています」とコメントした。
式典後には、最新鋭の設備を備えた内覧会を実施し、完成したIEP向けClass800が公開された。
■ 新工場概要
所在地:英国・ダーラム州ニュートン・エイクリフ
投資額:約8200万ポンド(約150億円)
敷地面積:43,000㎡
新規雇用者:700名
開所日:2015年9月