東芝、四日市工場の第2製造棟が竣工
2016年7月20日
東芝(東京都港区)は15日、同社とウエスタンデジタルコーポレーションが進めていた、フラッシュメモリを製造する東芝四日市工場の新・第2製造棟の建屋全体が完成し、竣工式を行ったと発表した。
フラッシュメモリは、スマートフォンやSSDなどを中心に市場拡大が見込まれており、今後は、現行の2次元フラッシュメモリに加え、大容量化、高性能化を実現する3次元フラッシュメモリの需要が高まっている。
新・第2製造棟は、3次元フラッシュメモリ固有の工程を行う製造棟として、東芝が14年9月に着工。建屋の一部は15年10月に竣工し、両社にて最先端生産設備の導入を進め、16年3月から3次元フラッシュメモリの量産を行っている。今後、市場動向に応じて追加投資を行い、生産体制を拡充していく。
また、3次元フラッシュメモリの生産においても、四日市工場で導入している工場全体を統合した生産システムを活用し、加工条件や検査データなどの毎日16億件以上のビッグデータを解析することで、生産効率、品質を向上させる計画。
■ 新工場概要
所在地:三重県四日市市山之一色町800
建屋面積:27,600㎡
構造:鉄骨2層5階建
着工:2014年9月
竣工:2016年7月