ユナイテッドリニューアブルエナジー、秋田市の木質バイオマス発電所が稼働/125億円を投資
2016年7月21日
バイオマス発電に係る電力販売、設備の開発などを行うユナイテッドリニューアブルエナジー(秋田県秋田市)は、秋田市向浜の木質バイオマス発電所を稼働させた。
同社は、潟上市のユナイテッド計画(株)など、県外の出資・コンサル事業者および環境省の地域低炭素投資促進ファンド創設事業の基金設置法人からの出資により、木質バイオマス発電を行うため設立された。
最大出力2万kW は東北最大級。再生可能エネルギー固定価格買取制度を利用し、新電力および東北電力に全量売電する。
燃料の70%以上は、県内林業者等との連携により県内未利用間伐材チップを利用し、東南アジアから輸入するPKS(パーム椰子殻)が補助燃料となる。
プラントについては、ドイツのエンジニアリング事業者の技術協力を得たほか、材料調達においては、地元森林組合や林業者、燃料供給商社との協力スキームを構築した。
総投資額は約125億円、用地面積は35,954㎡、建物面積は4,871㎡、新規雇用は21名。施設は16年6月26日に操業を開始した。
■ 発電所概要
所在地:秋田県秋田市向浜1-8-1
用地面積:35,954㎡
建物面積:4,871㎡
新規雇用予定:21名
事業内容:木質バイオマス火力発電(循環流動床ボイラーによる蒸気タービン発電)
着工:2014年3月10日
操業開始:2016年6月26日(同年4月仮操業開始)