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ダイムラー、ルノー・日産アライアンス/新合弁会社のメキシコ工場を着工

2015年9月4日

 ダイムラーとルノー・日産アライアンスは3日、メキシコ中部のアグアスカリエンテスで、ダイムラーと日産が出資して設立する生産合弁会社COMPASの新工場建設に着工したと発表した。

 新工場では、メルセデス・ベンツ及びインフィニティ向けの次世代プレミアムコンパクトカーを生産し、両社は総額10億USドル(1210億円)を投資する(COMPASでのダイムラーと日産の持ち株比率は50:50)。

 COMPASの新工場は、日産のアグアスカリエンテス第2工場に隣接して建設され、初期段階の年間生産能力は23万台以上を予定している。
また、2020年までに約3600名の直接雇用を創出する。生産能力は市場の伸長や需要の拡大に応じて、拡張する可能性もある。2017年にインフィニティ向けモデル、2018年にメルセデス・ベンツ最初のモデルをオフラインする予定。

 今回の新工場建設により、直接雇用だけでなく、約1万2000名の間接雇用の創出も見込まれている。主に高い現地調達率によるもので、メキシコでのサプライヤーベースを大幅に拡大する。

 また、ダイムラーとルノー・日産アライアンスは、北米以外にも世界中の生産拠点で次世代プレミアムコンパクトカーの生産を行う予定をしている。

■ 新工場概要

所在地:メキシコ・アグアスカリエンテス州
投資額:約1210億円(ダイムラーとルノー・日産アライアンスの合計)
新規雇用予定:2020年までに約3600名
主な生産品:メルセデス・ベンツ及びインフィニティ向けの次世代プレミアムコンパクトカー
着工日:2015年9月3日
生産開始予定:2017年にインフィニティ車両
      :2018年にメルセデス・ベンツ車両

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