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アークレイ、ロシア工場で尿検査試薬の生産開始

2016年8月1日

 医療機器の製造販売を行うアークレイ(京都府京都市)は7月26日、ロシアの生産工場 「ARKRAY LTD.」を拡張し、血糖自己測定器とセンサーに加え、新たに尿検査試薬の生産を開始し、現地時間7月25日午前に出荷式を執り行ったと発表した。

 「ARKRAY LTD.」は、ロシアでの開発・生産拠点としてモスクワ州ドゥブナ市に設立し、13年6月より稼動。ロシア市場に向けて、血糖自己測定器・専用センサーの開発・製造を行っている。

 今回、新たに生産エリアを拡張し、尿検査試薬の生産を開始することで、高品質の製品を安定・迅速に供給することが可能となる。ロシアにおけるより広範な医療ニーズの充足に対応するほか、今後は近隣諸国への供給や生産品目の拡充を進め、事業拡大を図る。

 アークレイは、アークレイファクトリー(日本・滋賀県)をマザー工場に、中国(上海・平湖)・フィリピン・インド・アメリカ・ イギリス・ロシアの7ヵ国に9つの生産拠点を設け、80ヵ国以上で製品を販売している。今後も各地の生産能力の増強と効率的な生産体制の構築、顧客へのサービス強化に注力するとしている。

■ ARKRAY LTD. 概要

会社名:ARKRAY LTD.
所在地:4, Programmistov St., Dubna, Moscow Region 141983, RUSSIA
事業内容:自己検査用グルコース測定装置(血糖自己測定器)とセンサー、尿検査試薬(新規生産品目)などの開発・製造
工場規模:839㎡ (拡張部分 267㎡)
生産開始:2016年7月

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