三井化学、熱可塑性エラストマーの生産能力増強
2016年8月2日
三井化学は7月28日、熱可塑性エラストマーの需要拡大に対応するため、子会社のサンアロイ(千葉県袖ケ浦市)本社工場でミラストマーの生産能力を増強すると発表した。
ミラストマーは、軟質樹脂の中でも密度が低く、軽いうえ、成形加工性に優れるという特長を有しており、自動車部品のほか建材ガスケット・土木目地材、各種グリップ部品などに数多く使用され、需要が拡大してきた。
今後も自動車の内装表皮やウエザーストリップといった用途を中心に世界的に需要拡大が見込まれていることから、今回のミラストマー生産設備増設を決定した。
■ 設備投資概要
会社名:サンアロイ(株)
所在地:千葉県袖ケ浦市長浦580-271
増強内容:ミラストマー(熱可塑性エラストマー)
増設能力:5,000トン/年
着工予定:2017年2月
完工予定:2017年6月
営業運転開始予定:2017年10月