アイ・テック、福島県相馬市に新工場用地取得
2016年8月8日
東海、関東、北陸を中心に鋼材の製造販売を行うアイ・テック(静岡県静岡市)は2日、福島県相馬市に用地を取得し、新工場を建設すると発表した。
同社は、東北支店、青森出張所、福島支店に営業拠点を展開しており、東北地区のファブリケーターやゼネコンを中心に販売活動を行っているが、デリバリーについては、既存の関東地区にある工場からの出荷となっており、物流コストの増大が課題となっていた。
新工場建設により、物流コストの削減や、東北地区での販売エリアの拡大、シェアアップを図る。
進出場所については、福島県当局と相馬市より誘致されたことに加え、東日本大震災で甚大な被害を受けた同地区に進出することで、地場の震災復興を建材供給面からサポートするとともに、地元の雇用の貢献にも役立つことを狙いとしている。
同事業は経済産業省の津波・原子力災害被災地地域雇用創出立地補助金に応募し、審査の結果、補助金対象事業に採択されることを前提にしている。
■ 新工場概要
所在地:福島県相馬市相馬港1号ふ頭
投資額:約40億円
土地面積:40,000㎡
建設設備:工場棟
:事務所棟
:生産設備 天井走行クレーン、鋼材加工設備
着工予定:2017年4月
竣工予定:2018年2月
稼働開始予定:2018年3月