日本特殊陶業、韓国に新工場/機械工具事業の強化
2015年9月10日
総合セラミックスメーカーの日本特殊陶業(本社:愛知県名古屋市)は10日、100%出資の子会社である韓国NTKセラミック株式会社が新工場を建設すると発表した。
同社ではセラミック工具などの機械工具事業を世界で展開しており、近年、欧米をはじめとした自動車生産台数の増加も追い風にして、機械工具事業は拡大している。
特に競争力の高い韓国NTKセラミック製のCBN工具の拡販を計画していたが、生産能力が追い付かない為、今回の工場新設を決定した。
今後は機械工具の生産拠点である小牧工場や子会社の神岡セラミックに加えて、韓国NTKセラミックの新工場を稼働させることで、生産体制をより強固なものにしていくとしている。
事業計画によると、投資額は約20億円(土地・建屋・設備)、延床面積は約7,200㎡、2015年10月の着工、2016年12月の完成、2017年1月の操業開始を予定する。
■ 新工場概要
所在地:韓国・仁川広域市 西区 梧柳洞 1656-3
投資額:約20億円(土地・建屋・設備)
延床面積:約7,200㎡
生産品目:CBN 工具、セラミック工具、SS バイト工具等
生産能力:2022年3月期に現状から約2.5倍に増強(韓国NTKセラミックの生産数量)
着工予定:2015年10月
完成予定:2016年12月
操業開始予定:2017年1月