横浜冷凍、十勝第三物流センターが竣工
横浜冷凍(神奈川県横浜市)は19日、北海道河西郡芽室町の十勝物流センター、十勝第二物流センター隣接地に「十勝第三物流センター」を新設し、竣工式を行ったと発表した。
同センターが位置する十勝平野は、日本における農産物の一大産地となっており、芽室町は道東自動車道などの高速道路へのアクセスにも優れた地域。隣接する2センターを含む3センター合計の収容能力は6万トンを超え、道内最大級の低温物流基地となる。
冷凍設備には、温度の変化が極めて少なく、貨物の品質維持に最適な自然対流方式(RD:リターンダクト)を導入。さらに、環境への対策として、収穫期・冬期の冷却に外気を取り入れて庫内温度を調節する外気導入システムを採用。北海道の自然特性を有効利用することで、冷却に必要な電気エネルギーを削減する。
その他、消費電力の「見える化」と「最適化」を実現するBEMS(Building Energy Management System)を導入するなど、地域の低温物流ニーズに応じた、環境に優しい冷蔵倉庫となる。
■ 物流施設概要
名称:十勝第三物流センター
所在地:北海道河西郡芽室町東芽室北1線13-1
敷地面積:12,286㎡
延床面積:20,465㎡
構造:鉄筋コンクリート造3階建
冷蔵収容能力:F級 12,567t
:C&F級 4,602t
:C級 4,670t
:合計 21,839t
:定温庫 632㎡
:凍結 20t/日
主な設備:然対流方式(RD:リターンダクト)
:外気導入システム
:陽圧式低温プラットホーム
:BEMS(Building Energy Management System)
:エチレン発生装置
:オゾン発生装置
:垂直搬送機電源回生システム
:全館LED照明
竣工:2016年8月19日