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プライムポリマー、シンガポールで「エボリュー」プラントの本格稼働開始

2016年8月29日

 ポリプロピレン樹脂・ポリエチレン樹脂の製造販売を行うプライムポリマー(東京都港区)は25日、シンガポール現地法人であるPrime Evolue Singapore Pte. Ltd.がメタロセンポリマー「エボリュー」の新設プラントの本格稼働を開始したと発表した。

 「エボリュー」は、高強度・密封性・低臭気・低フィッシュアイ・ヒートシール性に優れ、液物包装やパウダー包装などに求められる高機能シーラント用材料として、アジア市場での急速な拡大が見込まれている。

 同プラント及び日本国内(市原工場)と合わせて、同社グループの「エボリュー」生産能力は年間30万トン増え、同55万トンとなる。プラントの本格稼働により供給力を大幅に拡大することで、日本を含むアジアのトップポジションを確立し、「エボリュー」事業の更なる強化・拡大を図る。

■ 設備投資概要

所在地:シンガポール共和国 ジュロン島 テンブス地区
製品:メタロセンポリマー「エボリュー」
設備能力:30万トン/年
製造技術:三井化学のライセンスによるメタロセン触媒を用いた気相2段重合プロセス
主な用途:食品包装などの高機能シーラント用材料
本格稼働開始:2016年8月

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