大正製薬、大宮工場内の新物流棟が竣工/9月の稼働開始
2016年8月30日
大正製薬(東京都豊島区)は25日、埼玉県さいたま市の大宮工場内に物流2号棟が竣工したと発表した。
物流2号棟は、東日本大震災の教訓をもとに、建物全体を免震構造とするとともに、全てのフロアを平置き倉庫として耐震性を高めた。また、製品の品質確保のため、温度制御を行うことが出来る空調システムを導入した。
その他、製品用エレベータ・垂直搬送機を東西に各2機、医療用医薬品用の無線式カートピッキングシステムを配置し、環境に配慮するため屋根には約300kWの太陽光発電装置を設置した。生産物流拠点として、製品の安定供給を図る。
大正製薬は、大宮工場内に物流1号棟を保有し、大正製薬と大正富山医薬品の製品を全国各物流拠点へ出庫し、主に関東向けの薬局・薬店に出荷しているが、大規模災害時の対応強化などの面から、2015年4月より物流2号棟の建設に着手していた。
■ 物流施設概要
名称:大正製薬(株) 物流2号棟
所在地:埼玉県さいたま市北区吉野町1丁目403番地
建築面積:5,180.68㎡
延床面積:22,467.26㎡
構造:地上5階建て
建築施工:戸田建設(株)
着工:2015年4月
竣工:2016年8月
稼働開始予定:2016年9月