リンナイ、オーストラリアに新工場/電気貯湯式給湯器を生産
2015年9月15日
総合熱エネルギー機器メーカーのリンナイ(本社:愛知県名古屋市)は14日、連結子会社であるリンナイオーストラリアが、電気貯湯式給湯器の市場シェア拡大及び収益改善を目的に新工場を建設すると発表した。
リンナイオーストラリアは2000年代に入ってから電気貯湯式給湯器を中国より輸入販売してきたが、豪ドル安などを受けてリンナイブランドの現地生産を決定した。
また、電気貯湯式給湯器は、一時州政府によって設置規制が強化されていたが、2012年にその規制が緩和され、今後は人口増加に伴って貯湯式給湯器も堅調な需要が見込まれるという。
2015年9月に土地・建物を取得し、その後順次設備を導入、2016年7月に生産を開始する予定。現在、年間約4万台の電気貯湯式給湯器を輸入販売しているが、2020年には同工場で10万台の生産を行う計画をしている。
■ 新工場概要
所在地:82-88 Mills Road, Braeside, VIC 3195(オーストラリア・メルボルン郊外)
投資額:約31百万豪ドル(約26億円)
敷地面積:約66,400㎡
建物面積:約24,800㎡
生産品目:電気貯湯式給湯器
生産能力:10万台/年
稼働開始予定:2016年7月