DOWAホールディングスは5日、子会社のＤＯＷＡサーモテックが浜松北工場内に熱処理加工工場を建設したと発表した。

　浜松北工場は、自動車産業が集積する浜松市に位置しており、熱処理炉の製造拠点として2013年に操業を開始。現在では主要工場として開発・設計から製造までの一貫体制を構築している。

　今回、同工場において新たに真空熱処理および浸炭処理による熱処理受託加工サービスを開始する。真空熱処理については、2016年9月以降、既存の豊田工場からの設備移設や新規設備の導入を進め、2017年5月からの本格稼働を予定している。

　自動車部品向けなどで受注拡大が見込まれる浸炭処理についても、2017年9月からの稼働開始に向けて新規設備の導入を進める。今後、豊田工場は浜松北工場への設備移設完了後、物流センターとして活用する。