JNC、中国・江蘇省の工場で液晶大型ブレンド設備導入
2016年9月13日
JNC(東京都千代田区)は12日、グループ会社である捷恩智液晶材料(蘇州)有限公司の液晶ブレンド工場に大型ブレンド設備一式を導入することを決定したと発表した。
2016年11月の着工、2017年5月の設備完成を予定する。
現在中国では液晶ディスプレイ生産ラインの新設・増設計画が進んでおり、今後液晶ディスプレイの製造台数では中国がトップになる事が予想されている。
これに伴い中国内での液晶ディスプレイ関連部材の需要量増加が見込まれることから、顧客要求に対応するために今年完成した中国・蘇州の液晶ブレンド工場に大型ブレンド設備一式の導入を決定した。
同社グループでは水俣製造所(熊本県)で液晶化合物を製造し、市原製造所、台南工場、蘇州工場の三拠点で液晶化合物をブレンドし、ディスプレイ用の液晶組成物を生産している。既に大型ブレンドの技術開発は確立しており、市原製造所、台南工場では装置の設置を完了している。
今回、中国の大型ブレンド設備の導入で、全拠点に大型ブレンド設備を導入する事になり、液晶生産効率を上げ、製造コスト改善を図り、全ての顧客に安定した供給体制を整える。
■ 設備投資概要
会社名:捷恩智液晶材料(蘇州)有限公司
所在地:中国・江蘇省蘇州市蘇州高新区
導入設備:液晶ディスプレイメーカー向け大型ブレンド設備
着工予定:2016年11月
完成予定:2017年5月